20~50歳代では椎間板ヘルニアの代名詞ともいわれる、坐骨神経痛が多く、60歳以上になると脊柱管狭窄症による発症、70歳以上の特に女性は骨粗鬆症が原因となって発症します。
私がPLLDを受けたクリニックの場合は、男女の比率は7対3で、男女ともに50代が圧倒的に多いそうです。 高齢者は切開手術によるリスクが大きくなるため、PLDDが向いているのではないでしょうか。
また、カウンセリング際に聞いたのは、過去に自動車事故などを経験した人は、その時の損傷から、椎間板ヘルニアになる可能性がある、ということでした。そのほか、長年、ラグビーやアメフトなどの過度なスポーツを続けている人にも発症する危険性が高いとのことでした。意外だったのは、シティランナーにも多いということ。私も子どもたちと一緒に校庭を走り回りますが、硬いアスファルトの上を走るのは、足と腰の両方に負担をかけるために、発症する人が多いとのこと。気をつけなければと自戒をこめてお伝えしようと思います。
そのほか、立ちっぱなし、座りっぱなしなど、同じ姿勢を続けて仕事をする人、ぎっくり腰を繰り返す人のリスクも高いようです。
特に注意したいのが、男性の肥満タイプ。筋肉太りよりも、おなかがぽっこり出ている脂肪太りの人が危険だそうです。一番、腰に負担がかかるからですね。
姿勢が悪いと、骨格を歪めるだけでなく筋肉のバランスも悪くなります。負荷のかかりすぎる一方の筋肉は疲労が蓄積し、逆に、負荷がかからないもう一方は徐々に衰えていきます。
こうした、筋肉の歪みは筋肉の機能不全を引き起こします。 プロセスは下記のとおり。
1. 筋肉が負荷を受ける
悪い姿勢によって体は左右均等のバランスを崩し、体を支える筋肉機能に異常が生じる。体が傾いている側に多くの負荷がかかり、常に負荷が生じるようになると、筋肉に疲労が蓄積 し、最終的には機能不全へと陥ることになる。
2.負荷を受けない筋肉
負荷がかかる筋肉の反対側の筋肉には負荷がかからないために、少しずつ筋力が衰える。通常の負荷でも負担がかかるようになり、弛緩による筋肉障害を起こすことになる。
3.筋肉が代替機能を受け持つ
人間の体はある筋肉が機能不全になっても、周囲の筋肉がその代わり果たす事で、体をうまく支えている。しかし、根本要因の姿勢の歪みを直さない限り、通常の役割と代替の役割の二つを担う筋肉にも疲労をちくせきさせることになり、最終的には 機能障害を起こしてしまう。
重い荷物を持った瞬間、高いところから飛び降りた瞬間 など、とっさの動作で瞬間的に大きな力がかかったときが危険です。腰に不安のある人は日常の何気ない動作でも、 負荷が大きくかかる可能性があるので、姿勢を正すこと、腰や足に負担をかけないことを、意識をしながら生活することが大切です。